Thailand

タイ政府が国のロックダウンを解除し経済を再開し始めた後、企業は徐々に従業員に通常通りの仕事に戻るように促しています。これはより速い回復を目指すための最初のアクションとしてはとても良いでしょう。RSM Recruitment Thailandでは、2020年と2021年を比較し、すでにポジティブな変化を体験しています。 ただし新しい仕事環境、いわゆる“ニューノーマル”の下で仕事に戻るには、まだ消えいていないウイルスの拡散を防ぐために注意が必要です。企業は、感染拡散により事業活動を一時的に停止せざるを得ないことになるリスクを軽減するために、感染を予防するための対策を今もなお実施する必要があります。 会社は何を準備する必要があるだろうか? ・COVID-19を管理するための、特にオフィスに来る前にATKテストを実施するためのチームを編成する ・オフィスの様々な場所にアルコール消毒液を設置する ・ドアノブや事務機器などの接点を頻繁に清掃する ・人混みや混雑を避けるために、柔軟な就業時間の許容やランチタイムの変更を行う ・可能な場合はデスクの間に敷居を設け、個々の従業員間の距離を調整する ・エアコンの定期的なな清掃 ・追加の空気清浄器を取り付ける ・感染のリスクを減らすために、会議は対面ではなくオンラインミーティングにする ・手洗い、マスク着用など職場の衛生を促進するためのバナーを作成し、また各座席間の距離も確保する 従業員はオフィスワークに戻るにあたって、どのように準備する必要があるだろうか? ・これまでの睡眠パターンから毎日のスケジュールを調整し、交通渋滞を避けるために早起きするなど移動時間の見直しを行う ・パソコン画面を長時間見つめることにより引き起こる、倦怠感や目の疲れなどのオフィス症候群を防ぐために、適度な休憩や歩いたりストレッチするなどの軽い運動を入れる ・心身の健康にこれまで以上に気を使う ・清潔さに気を払う ・アルコール消毒液を持ち歩く ・オフィスでは常にマスクを着用する RSM Recruitment Service (Thailand) Limitedは、2005年にタイに設立されて以来、管理職人材紹介、再就職支援、ヘッドハンティングなどを行っており各国からのお客様をサポートしております。弊社リクルートメントサービスについてのお問い合わせは、askus@rsmthailand.comまでお気軽にお問合せ下さい。

COVID-19の影響が続く中、リクルーターとそのクライアント及び候補者は、これまでの採用方法を変えざるを得ない状況に直面しています。多くの組織は今もなお新しい才能ある人材を採用しようとしているため、オンライン面接は対面形式に代わる効果的なソリューションとなり、これは将来的にも広く一般的に採用される方法となるでしょう。 オンライン面接は、ビデオ会議やその他のオンラインコミュニケーションのプラットフォームを利用してリモートで行う面接です。これには例えばSkypeやMicrosoft Team、Zoomなどが利用されています。 オンライン面接を行うにあたっては、「どのように準備をすればいいか?」または「どうすればオンライン面接を対面面接のようにスムーズかつ効果的に行うことができるか?」など、さまざまな質問が出てくるでしょう。 ここで重要なことは、オンライン面接は両者にとって、ボディーランゲージや顔の表情を読むことがより難しいことを理解していることです。 以下では、RSMのエグゼクティブリクルーターチームがまとめた、オンライン面接を成功に導くための有効なヒントをいくつかご紹介します。 オンライン面接を成功に導く有効なヒント ・対面面接の場合と同じように準備してください。 ・事前にテクノロジーをテストし、カメラとマイクが機能することを確認してください。 ・面接は時間厳守にしてください。 ・第一印象はビジネスにおいても非常に大事なため、通常の対面面接と同様にプロフェッショナルな服装で行ってください。 ・清潔でプロフェッショナルな外観の部屋を選んでください。 ・選択した場所が共有スペースの場合、面接中に気を散らすものなどがないか、確認してください。 ・対面面接での笑顔の握手に代わって、オンライン面接でも前向きでプロフェッショナルなボディーランゲージと共に、継続的なアイコンタクトをしっかりと行い、両者にとって第一印象を素晴らしいものにしましょう。 これらのヒントに従うことで、準備は万全となり、スムーズで効率的なオンライン面接に臨むことができるでしょう。 RSM Recruitment Service (Thailand) Limitedは、2005年にタイに設立されて以来、管理職人材紹介、再就職支援、ヘッドハンティングなどを行っており各国からのお客様をサポートしております。弊社リクルートメントサービスについてのお問い合わせは、askus@rsmthailand.comまでお気軽にお問合せ下さい。

「従業員の評価」とは何だろうか?従業員の評価はどうのように行うのだろうか?これらは、タイのリクルートメント会社のコンサルタントがよく耳にする質問です。従業員の評価は、ビジネスの成功に重要な要素であり、このことは知識や経験が豊富な人材部門(HR)は十分に認識していることでしょう。 従業員の評価は様々な方法で定義ができ、焦点が当てられる側面には、従業員の視点やアイディア、さらにはその従業員の会社への貢献などが含まれ、業務成果への感謝を表します。 組織は従業員の評価を行うことにより、多大な恩恵を受けることができます。以下は従業員評価による恩恵の例です。 1. 作業能率の向上 従業員が評価されていると感じるとき、彼らは業務に対してより意欲的になります。 2. 他の候補者を惹きつける 従業員の努力をきちんと評価することは、従業員の業務能率のためのみではありません。これはさらに、明るい組織の環境と文化にも繋がります。また組織に満足している従業員の口コミにより、職を探していたり転職を考えている他の候補者も惹きつけます。 3. 従業員の離職率を減らす 従業員の功績を評価することは、親しみやすい環境を作ります。これは、既存の従業員の士気を高め、組織にとって戦力となる従業員の定着率を高めます。これにより、新しい社員の採用コストも直接削減されます。 4. 従業員の関与を高める 高く評価されている従業員は、組織との関わりを大幅に深め、組織にもっと参加するようになります。さらに、彼らはより自信を持ち信頼するようになるため、組織の管理が強化されます。 5. 良い企業文化を促進する 従業員は、優れた企業文化があることを認識し組織の環境に心から満足しているとき、給与額などにとらわれずに業務に精を出すことをいとわなくなります。これは理想の職場環境と言えるでしょう。 RSM Recruitment Service (Thailand) Limitedは、2005年にタイに設立されて以来、管理職人材紹介、再就職支援、ヘッドハンティングなどを行っており各国からのお客様をサポートしております。弊社リクルートメントサービスについてのお問い合わせは、askus@rsmthailand.comまでお気軽にお問合せ下さい。

適切な候補者の採用は、テクノロジーの時代でもある今日、HR部署にとって非常に重要です。通常、組織のHRの採用担当者は、空席のポジションに最適な候補者を最初に選別する者になります。ここでは人材採用担当者が、タイでリクルートメント会社の候補者を面接する前に考慮すべきステップについて見ていきたいと思います。 ・求人広告の確認 HRの採用担当者は、募集要項に記載された内容が明確で理解しやすく、募集ポジションの内容をよく説明しているかどうかを確認する必要があります。良い求人広告は、求職者が募集要件をより良く理解できるため、そのポジションに適した人材を惹きつけることに繋がります。 ・募集ポジションと候補者の両方の理解 HRの採用担当者は、組織の空席について、そのポジションと技術的性質を深く理解している必要があります。面接の前には履歴書を徹底的に確認し、面接時に候補者の経験と資格について必要な質問ができるように準備をしておくことが必要です。面接は通常一時間ほど要します。面接時に採用担当者は、ハードスキル、ソフトスキル、価値観、性格など、候補者について可能な限りの情報を得るようにします。 ・募集ポジションに関する明確な情報の提供 面接では、その役職や業務内容、組織の構造に関する、明確な説明から行う必要があります。面接で、候補者がそのポジションについて明確な情報を理解できれば、のちにその候補者がポジションのオファーを受けた際に正しい決断を行うことができます。候補者が受けとった情報が不完全または不明確だった場合、それは後に誤った決断につながり、将来に問題が生じる可能性があります。 ・プランBの候補者 採用担当者は、第一候補者に加えて、第一候補者がオファーを断った場合に備えて、常に2~3の代替候補者を選択しておくことが賢明です。これは円滑な採用プロセスを維持するためにも重要です。 ・適切なタイミングでの適切な情報の提供 選ばれた候補者に正式に仕事のオファーを行う場合、報酬や福利厚生、標準的な福祉と組織の規則など、候補者に必要な全ての情報を適切なタイミングで提供することが重要です。これにより、組織が候補者に対してオファーの承諾を重視していることを示すことができます。また、候補者が新たなメンバーとして組織に歓迎されていることを実感することもできるでしょう。 RSM Recruitment Service (Thailand) Limitedでは、管理職人材紹介、再就職支援、ヘッドハンティングなどを行っております。弊社リクルートメントサービスについてのお問い合わせは、担当Ms. Sureeporn (Associate Director) Sureeporn.Thumvachiraporn@rsmthailand.com またはaskus@rsmthailand.comまでお気軽にお問合せ下さい。

タイのリクルートメント会社は非常に重要で繊細な個人情報を扱っており、その扱いについては細心の注意が求められています。以下では、リクルートメント会社に遵守が求められているタイの個人情報保護について記載しています。 ・リクルートメント会社は、自身のオンラインリクルートメントサイトを作成するか、外部のリクルートメントサイトとは別途に、独自のリクルートメントサイトを持つ必要があります。 ・リクルートメント会社は、求職者に、宗教などの繊細な個人情報や病気や疾患などの個人情報については提出する必要がないことを通知することが求められます。もちろん最初の履歴書には検討のために必要な一般的な個人情報(一般情報)は記載される必要がありますが、その後クライアントに送付さる際には、それらの開示について応募者の同意を得る必要があります。 ・求職者には、IDカードのコピーや住所登録書などの補足資料の提出も求められます。これらには通常、宗教に関する情報(繊細な個人情報)が含まれていることが多いです。しかし求職者は、これらの個人情報部分を黒いペンで消したり、カバーや非表示にして、リクルートメント会社に送付することができます。 ・リクルートメント会社は、求職者が開示について同意するための同意書を作成する必要があります。この同意書には、求職者が各個人データにチェックをし、開示、使用の有無について同意をするものになります。 ・リクルートメント会社は、受付スタッフなど、採用や選考に関わるスタッフを割り当てます。このとき会社は、受付や管理責任者を、求職者の個人情報を取り扱う責任者として正式に指定する必要があります。 ・求職者の応募書類と補足資料を保管する場所は、個人情報の漏洩を防ぐために、タイのヘッドハンターによって特別に選定された場所であることが必要です。 ・求職者の個人情報のセキュリティーを完全に維持するために、個人情報保護法で規定された措置を講じる必要があります。これらには求職者情報の安全性を確保するための、方針の作成、明確に文書化された運用手順などが含まれます。 ・保持期間が満了した際の、求職者の個人情報を削除または廃棄するシステムを設置する必要があります。これには、情報を識別できない様にするために導入された、暗号化手順の導入も可能です。 RSM Recruitment Service (Thailand) Limitedでは、管理職人材紹介、再就職支援、ヘッドハンティングなどを行っております。弊社リクルートメントサービスについてのお問い合わせは、担当Ms. Sureeporn (Associate Director) Sureeporn.Thumvachiraporn@rsmthailand.com またはaskus@rsmthailand.comまでお気軽にお問合せ下さい。

COVID-19パンデミックは世界中に大きな経済的打撃を与えました。多くの企業は、政府が感染者数を少しでも減少させるために提唱する、いわゆる「ソーシャルディスティンス」を守るために在宅ポリシーを導入しています。また多くのケースで企業は生き残るために、従業員を減らしたり給与を削減したりせざるを得ない状況にいます。この様な状況に直面した企業が、従業員の削減と企業イメージの保持を同時に行うために、再就職支援サービスの利用を検討します。 再就職支援サービスとは? 従業員の解雇は企業にとってはできれば最後の手段としたいものですが、状況によっては避けられないこともあります。再就職支援業界のプロフェッショナルからのサポートにより企業は、従業員の削減が手厚くサポートされる安心感を得られる同時に、結果として解雇される従業員のスムーズなキャリア移転も可能となります。解雇される従業員はキャリア移転期間中、新しい仕事への志願にあたって、自身の強みと弱みをしっかりと理解する様にコーチングされます。彼らはさらに就職志願の各ステップで、市場でより自身に適した最適な職を見つけられるようにガイドされます。この様に解雇された後、彼らはプロフェッショナルによって手厚く職探しの支援を受けることなります。  再就職支援サービスによる企業の恩恵は? 最近では企業が従業員を解雇したニュースがソーシャルメディアで報道されることも、一般的になってきました。ご存知の通り、特に悪い情報ほど早く巷に広がります。企業は行った決断については率直にわかりやすく説明を行う事が推奨されます。しかしながら、再就職支援サービスを受けた従業員は、解雇の後により良い仕事探しのためのサポートを受けられるため、難しい状況の中で従業員削減という苦渋の決断を行った企業は、既存の従業員及び解雇された従業員の両者からの信頼を得られることもここに強調しておきます。 RSMの再就職支援は、各企業の必要性により多様な異なるプログラムを用意しております。詳しくは、こちらまでお気軽にお問い合わせ下さい。askus@rsmthailand.com

企業によっては、各マネージャーや 人事部 (HR: Human Resources)を管理するエグゼクティブパートナー等と共に仕事を行う、HR ビジネスパートナーを必要とします。HRビジネスパートナーは、企業が従業員の雇用について管理し長期的に良い結果をもたらすために、戦略的に計画され設置される必要があります。 HRビジネスパートナーは、全てのレベルの従業員が各自の目標を達成できる様に、従業員を勇気づけ、彼らのモチベーションを高める役割も担っています。またHRマネージャーは企業がゴールを達成するために、マネージャーやエグゼクティブたちがHRが計画した行動ガイドラインに従っていることを定期的に確認することも必要です。さらにHRビジネスパートナーは、従業員データを分析し、将来に生じる可能性のある問題から企業を守るために、入手した情報から脅威の可能性を予測することが求められます。 HRビジネスパートナーの重要な役割は以下の通りです。 ・企業の戦略を年度ごとに理解し、戦略に沿った人材管理計画を行うと共に、将来の企業戦略を見据える事 ・企業の戦略計画に従って、人材の雇用及び配置を行う事 ・雇用契約及び、リーダー、マネージャー、従業員がスムーズに協働できる関係を構築する事 ・従業員に対して人材管理に対するアドバイスを行う事及び、将来起こり得る企業の問題について分析し予測する事 企業のHRビジネスパートナーは、企業戦略を理解し、将来的な人材管理システムについて考えることのできる人材である必要があります。またHRビジネスパートナーは、企業の事業内容や事業計画、さらには様々な従業員の事業フィールドの戦略計画について理解している者である必要があります。HRビジネスパートナーの存在は、企業の長期的な成功に大きく貢献することになるでしょう。 企業に適したHRビジネスパートナーをお探しの場合には、弊社リクルートメントまでお気軽にお問い合わせ下さい。RSM Recruitment 代表Ms. Sureeporn  Email :  Sureeporn.Thumvachiraporn@rsmthailand.com

今日のビジネス業界では、競争の激化やデジタルテクノロジーの変化、製品ライフサイクルの縮小、顧客のニーズの変化など、突然の変化への対応を余儀なくされることが増えています。そのためこれらの変化に素早く対応し恩恵を受けるためにも、タイでの雇用対策や組織のスピード力の強化などが重要となっています。 アジャイルとは? アジャイルとは、顧客の需要や従業員、市場の変化に対してスピーディーにいち速く対応する能力のことを言います。ビジネス上、アジャイルは、変化にいち早く対応することで事業を成長させ加速させることが全ての目的になります。アジャイルは組織の事業をより早くより効果的に成長する手助けとなります。 新しい時代の労働コンセプトとなる「アジャイル」について理解しよう ・アジャイルは全ての組織に適するわけではない 製品や企業、チームによっては、アジャイルのフレームワークだと効果的にビジネスを進めることができないことがあります。アジャイルは個人や組織に対して、例え彼らがたくさんの変化を予期しており新しいことに対して消極的であったとしても、新しいことに挑戦するために定期的にコミュニケーションを図ることを奨励する労働コンセプトです。これは彼ら対してリスクを取ること許容し、挑戦することで結果から学ぶことを奨励しています。アジャイルのコンセプトは一見するととても良いアイディアで、人々に対して新たなイノベーションを創造する機会ともなり得ますが、アジャイルの方法論は全てのビジネスにフィットするわけではなく、またプロジェクトの内容によっては適さない場合もあるため、この方法を採用したい場合にはその他の要素も併せて考慮することが望ましいでしょう。 ・アジャイル労働文化の推奨 アジャイル労働文化で重要なのは、HRが組織やチームにアジャイルコンセプトの効果的な利用を促進することで、従業員たちの柔軟性やコミュニケーションを増加させることです。以下は、アジャイル労働文化を構築するためのいくつかのガイダンスになります。 ・それぞれの個性を尊重する ・フィードバックやそこから学べる事についてオープンでいる ・チームのコミュニケーションを促進させる ・柔軟な労働環境を作る ・オフィス内の信頼を築く ・「できる」可能性を模索する ・ワークライフバランスを確立させる これらのガイダンスを利用することで、労働環境の変化への順応や、従業員への動機づけを行う事が可能になります。 アジャイル労働のコンセプトは、変化に素早く対応することが必要な組織にとって一つの選択肢にすぎませんが、組織は事業戦略やプロセス、テクノロジーを変化させることで、これらの素早い変化に対応することができます。しかし、組織は人々の働き方や日々の交流の改善なしに、これらの変化に対応することはできません。アジャイルは、素早い変化により早く、より効果的に対応すること可能にします。アジャイル労働モデルの採用は、組織に将来の長期的な恩恵を与えてくれます。ビジネスは常に、変化に対応するために素早い行動と考え方が同時に必要となるためです。 最後に この記事は、RSM タイでエグゼクティブのヘッドハンティングや紹介を行うRSM のリクルートメントチームにより編集されたものです。このチームはタイで15年以上にわたりリクルートメントをおこなっております。RSM Recruitment Service (Thailand)は管理職人材紹介の他にも、解雇された従業員に対して市場での新たなポジションを紹介する再就職支援サービスも提供しております。この記事についてご質問等ございます場合には、こちらまでお気軽にお問い合わせください。focus@rsmthailand.com

COVID19危機により、多くのビジネス分野でコストの見直しや職場の縮小などが検討されています。タイの労働法によりますと、会社の経済事由や景気後退による従業員の削減は、「根拠のない解雇」として扱われ、従って以下の解雇金支払いの対象になります。 従業員が連続的に働いた期間 解雇金 1)120日以上、1年未満 30日分の賃金 2)1年以上、3年未満 90日分の賃金 3)3年以上、6年未満 180 日分の賃金 4)6年以上、10年未満 240日分の賃金 5)10年超 300日分の賃金 従業員を解雇することにより生じる可能性のある法請求としましては、以下が挙げられます。 適切な事前通知なく行われた従業員の解雇 会社は最低1支払期間前に従業員に解雇通知を行うことが求められています。例えば、直近の給与支払日が2020年5月29日の場合、解雇通知は2020年5月29日かそれより前に行われることにより、2020年6月の給与支払日以降有効になります。解雇通知をただちに有効とする場合、一か月通知の代わりに給与の支払いが求められます。 雇用契約書に特別な明記がなされている場合には、1か月以上の事前通知が求められる可能性もあります。例えば、三か月の事前通知が求められており、その従業員の解雇を2020年8月28日の給与支払日に有効としたい場合、解雇通知は2020年5月29日またはそれより前に行う必要があり、そうでなければ、通知に代わって三か月分の給与を支払う必要があります。 契約期間前の解雇 この場合、会社は残りの契約期間に発生する支払義務が生じる可能性があります。ただし、契約期間が2年以下で、その雇用が、通常の事業ではない場合や季節的要因を考慮した特別なプロジェクトのための場合には、雇用者は支払いを行う必要はありません。 不当解雇 例え労働法に従い適切に解雇金が支払われたとしても、解雇された従業員は不当解雇として裁判所へ訴えを申し出ることができます。この場合一般的に裁判所は従業員側に優しく、裁判所が行う最も多い判断は以下の通りです。 ・当該従業員を再雇用するように雇用者に指示する ・当該従業員に賠償金を支払うように雇用者に命令する これらを判断するにあたって、裁判所の検討事項は以下の通りです。 ・この不要な従業員解雇を避けるために雇用者が何かアクションを起こしたか ・この解雇は正当な事由のもとに行われたか 裁判所は、ビジネス上の損失は従業員解雇の正当な事由とはみなさず、むしろ管理者のミスであると判断することにご留意下さい。 4.人材 削減の前に行うべきアクション ・事業継続について困難な問題に直面していること及び規模削減の可能性があることについて、事前に従業員に知らせること。 ・人的資源の問題について、異なる部署間でのローテーション業務を行なうなど行動プランの設定。 ・就業週や時間の削減、残業の休止、新しい雇用の停止、退職を早めるスキームなど、解雇に代わる解決策の検討。 ・解雇やコスト削減のプロセスに入る前に、コンサルタント顧問などから法務アドバイスを得ること。 ・「再就職支援サービス」を提供することで、解雇による影響を減少させること。 再就職支援 / キャリア移転サービス 前述の通り、従業員の解雇は従業員にとっても雇用者にとっても大きな痛手とコストを伴うことがほとんどです。従業員の視点に立ってみますと、仕事を失うことは人生で三番目に入るほどのストレスを伴い、当該従業員が解雇金で生計を立てながら新しい仕事を探している間、最適にデザインされ導入された再就職支援プログラムは職種の移転をより可能にし、多くのケースでより早く成功に導くことができます。さらに重要なのは、最適にデザインされ導入された再就職支援プログラムは、最近解雇されたばかりの従業員の状況をよりよく理解し、それに適した内容となっていることです。 カギとなる恩恵 ・法律上の問題を避ける:質の高いキャリア移転プログラムを提供された従業員は、不当解雇により会社を訴える可能性がかなりの確立で減少します。 ・企業イメージを保つ:解雇する従業員に再就職支援サービスを提供することで、メディアや従業員・その友人間の「悪い噂」を減少させることができます。 ・解雇した従業員と良い関係維持に寄与する:多くのケースで退職した従業員はその後も同じ業界に留まることが多いため、解雇後も引き続き良い関係を築くことは将来のビジネスに非常に重要です。 ・従業員からの信頼を得られる:退職した従業員に対して誠意を示すことは、引き続き会社に就業する従業員からの信頼を得ることができます。 再就職支援プログラム 再就職支援プログラムは、職を失った従業員が新しい職を得るまで、通常カギとなる4つのステージをを進みます。 受容:毎年数千人もの人々が解雇により職を失っていますが、その多くがその後よりチャレンジングでより高収入の仕事を得ています。このステージでのカギは、解雇されたのはその人々の職であり、その人自身が解雇された訳ではないことを理解してもらうことです。 カウンセリング:従業員が自身で選んだキャリアにおいて、彼らのカギとなる強みや特別な才能を特定し理解するサポートをします。このステージでは彼らの強みや個性に最もマッチする役割を特定するために、多くの分析ツールが利用されます。このステージのゴールは、彼ら個人のコアスキルを特定することで、より適切な職探しにフォーカスすることができる様にサポートすることです。 準備:このステージのカギは、質の高い履歴書の作成及び自身のプレゼンテーション力を上げることです。ここでは履歴書でどのように自身をアピールするかをアドバイスすることで確実に面接へ進む様にサポートし、その後実際にその会社の雇用者と面接を行う際に、ベストな印象を与えられるようにアドバイスを行います。 職探し:良い再就職支援会社は市場で空きのある職についてアドバイスをすることができ、多くのケースでその空きのポジションが市場に公表される前に候補者に紹介することができます。再就職支援のプログラム期間中、候補者には担当者が付き、職探しのプロセスについてアドバイスやサポートを受けます。 RSM Thailandではヘッドハンティングやリクルートメントサービスを提供していますが、キャリア移転を支援する通常の要素に加えて、最近解雇された従業員への新しい職探しに特化した再就職支援プログラムをスタートしました。特にRSM Thailandが提供するサービスのコアな強みを生かして、リクルートメントサービスを提供するRSM Recruitment (Thailand)… Continue reading COVID 19の危機による人材削減について   

COVID-19の蔓延は、世界中の人々やビジネスに大きな影響を与えました。そして従業員のオフィスワークの形態も変化しました。第一波の後初めて従業員たちが出勤しオフィスに戻ることができたとき、オフィスワークの認識は完全に変わっており、彼らはリモートで業務を行うことがいかに柔軟性に優れ恩恵が多いかに気付きました。 リモートワークは新たな業務形態として定着してきていますが、この形態が長期的には難しい企業も存在するでしょう。しかし、ハイブリッド業務モデルであれば、これが解決できるかもしれません。多くの企業は今、在宅とオフィスワークを組み合わせたハイブリッド業務モデルを採用し始めています。従業員の多くはハイブリッド業務を好みますが、ただコロナの状況が落ち着いた際には、オフィスが同僚と繋がったり協力したり社交活動を行うにはベストな場所であると考える従業員が多いのも事実です。 ハイブリッド業務モデルの構築は、将来のワークスタイルをより柔軟にし、デジタル化やイノベーションも促進するため、組織の優秀な人材採用にも効果的です。よく熟慮され計画されたハイブリッドモデルは、従業員の創造性に良い影響を与え、人間関係、生産性、キャリアコミュニケーションそして問題解決能力を向上させます。さらにハイブリッドモデルは、従業員のライフバランスを改善し、またオフィスの賃貸料や水道光熱費などの費用を削減、さらには従業員の通勤が減るため炭素廃棄物質が削減し、環境問題にも大きく貢献することになります。 企業はこの新しい業務形態を採用することでより良い未来を創るために、このワークモデルをサポートする新しいテクノロジーと新しい業務場所の模索と決定が必要になります。 このハイブリッド業務モデルについて何かご質問等あります場合には、弊社までお気軽にお問い合わせください。